音遊び日記

ハードウェアとソフトウェアの両面から”音”で遊んだ事を備忘録として書いています。

激安FPGA(WINGONEER Cyslonell EP2C5T144)の回路図と取り扱い注意点

amazonで買える激安FPGA(WINGONEER Cyslonell EP2C5T144)の基板を回路図に起こしたので紹介します。回路図書こうと思った理由は2点あります。

・最初、説明書無いけどクロックとかLEDとかどのピンにつながってるかわからずわざわざ目視でパターン追ってテスタで確認した。

・使っているうちにピンヘッダとして取り出されているにも関わらず使えないピンがある事に気づいた。

毎回使うときに確認し直すのが面倒で、該当するピンをメモればいい話ですけど、せっかくならと思って回路図書きました。スペースの関係でFPGA本体は書いていませんが番号が全てFPGAのピンにつながっているとして見てください。

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回路図に間違い見つけた方は連絡下さると助かります。またこの回路図を参考にして改造して壊れたとか、火が出たとか言われても責任はとれません。電子工作は全て自己責任だと思ってやっています。

 

回路図を踏まえて以下に取り扱いに注意が必要なピンについてまとめます。

ピン番号 機能
3 LED2
7 LED4
9 LED5
17 CLK
26 1.2V(0Ω抵抗接続)
27 GND(0Ω抵抗接続)
73 3.3Vpull up(10kΩ)
80 GND(0Ω抵抗接続)
81 1.2V(0Ω抵抗接続)
17,18,21,22
88,89,90,91
入力専用
144 key

基板上のスイッチやLEDは表の通り割り当てられています。リセット信号を144に割り当てて基板上SWをリセットスイッチとして使うのが一般的ですかね?

取り扱い注意なピンがあります。73は普通のIOピンにも関わらず外部で10kΩでプルアップされています。基板裏を見ると謎の0Ω抵抗が4つあります。こいつのせいで使えないピンが26,27,80,81です。これらはpin plannerで見ても特別な機能が割り当てられているわけではないのに、なんでこんな仕様になっているんだ。。。出力に設定したらショートするかもじゃん。初心者の私にはわからない何かがあるのか、、、?ちなみに0Ω抵抗を外せば普通にIOピンとして使えます。抵抗の周りをハンダもりもりにすれば簡単に外せます。

入力専用と書いてあるピンはクロック入力で、IOピンとして使う時は入力しか指定できません。pin plannerで信号にピンを割り当てる時に、その信号が出力の場合指定する事ができません(リストに出てきません)。